指導方法~9対1のルール~(2007/02/14)

私が指導をする時に特に意識しているものに、「9対1のルール」というものがあります。 これは、授業中の生徒の発言を9割、私の発言を1割以内にしようというもので、次のような発想から生まれました。

家庭教師を依頼する生徒さんの多くは、集団塾や学校の授業に馴染めないことが原因で成績を低下させています。では、なぜ集団塾や学校の授業に馴染めないのか、授業を受けても成績が上がらないのか。それは、生徒にわからない個所があっても授業が一方的に進行していくことにあります。そして、その不十分な理解が積み重なり、いつかは生徒自身が「自分はどこがわからないのかわからない」という状態に陥ってしまうのです。

このような状況に陥らないために、また、このような状況から抜け出すためには、生徒が自ら考えて発言する機会を増やす必要があります。 生徒の発言を増やせば、生徒が何を考え、どこで躓いているのか、どこを理解できていないのかを把握しやすくなります。 生徒が教師に説明する授業、対話の授業、これが私の目指すところです。

このページの先頭へ