お子さんのやる気を引き出すヒント(2013/10/27)

中間テストが終わりました。おおむね良い結果でした。中3の女の子(前回ご紹介した夏休みの最後にテストを5時間頑張った子です) は5教科で60点前後上がりました。本人は満足していないようでしたが。 順位はまだ出ていないのでわかりませんが、平均点から考えるときっと上がっているでしょう。中3の男の子も30点ぐらい上がりました。学校の先生にも褒めて頂けたようです。前回の実力テストで1桁順位だったお子さんは数、理、英が90点台でした。すべての教科で平均+20点以上。すごい!の一言ですね。私立中3のお子さんは数学が93点(94点だったかな)でした 毎週欠かさず学校の問題集を30問近く解いてFAXしてくれるお子さんです。それから、高校3年生の男の子は模試の総合偏差値が65を超えました。数学は67。チャート(数学の問題集です)にこつこつ取り組んできた成果が出て良かったです。

以下の記事は昨年に書いたものです。記事中の引用先のページがなくなってしまったので掲載を見合わせていたのですが、せっかく書いたので掲載することにしました。

先日、ネットサーフィンをしていたら興味深い記事を見つけました。 お子さんのやる気を引き出すヒントにして頂けるかもしれません。世界的なデザイナーを3人育てあげた小篠綾子さんは、フジテレビの松尾紀子さんとの対談で、こんなことをおっしゃられています。

常に私は、「自分で考えてみい!」と放り出しました。それが却って良かったのでしょう。私自身を振り返ってもわかるのですが、子供というのは、親が「右に行け」といったら 左に行くものです。だから、私は一度も「デザイナーになれ」と言ったことはありません。 ただし、愛情だけはたっぷりと注ぎました。娘達が一度決めたことは、人を紹介してあげたり、 学費や生活費を出してあげたり、物心両面で援助してきました。でも、ここで私が手を出したら子供のためにならないと言うときは放っておきました。 (松尾紀子の生きる力をグングン伸ばす「こんな教育!!発見記」 より)

「子供というのは、親が『右に行け』といったら左に行くものです。」という言葉がおもしろいですね。以前にもこのホームページでもご紹介させて頂いた言葉ですが、「子供にAをさせたかったらBと言え」という言葉にも通じるものがあります。お子さんに限らず人間は自由を奪われるとそれに反発する傾向があるようです。心理学ではリアクタンス効果と呼ばれています。「でも、ここで私が手を出したら子供のためにならないと言うときは放っておきました。」という言葉も興味深いですよね。簡単にできることではありません。

では、お子さんが勉強しないときにはどうするべきなのか。小篠さんはこのようにもおっしゃられています。

世の中を見回すと、子供が不始末を起こすと、親が自分の生き方を反省する前に子供を非難したり、自分にはできないことを期待するなど、何かと子供の世話を焼きすぎる親が多いと思います。親は、仕事でも習い事でもがむしゃらにやっていれば、子供は、その姿勢を学んでいくのです。(同上より)

松尾さんは小篠さんの教育を「無言の教育」と評しておられます。

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