定期テストで難問が出題されるのですが、どうしたよいですか?

中学校(特に文教学区)の定期テスト(数学・理科)では、 指導要領をはるかに超えた問題が出題されることがあります。 塾用の問題集(新中学問題集、ウィニング、Keyワークなど)は学校の問題集よりも難しい問題が載っていますが、 それでも対応できない問題が定期テストでは出題されます。

こういう難問を出す先生は、テスト前に難問プリント(チャレンジプリント)を配布していることが多いです。 実は、定期テストで出題される難問は、配布プリントの類題であることがほとんどです。 ですから、私は学校の先生の配布プリントにしっかり取り組むことをおすすめしています。

そもそも、学校の先生がわざわざ難問プリントを配布するのは、 「この問題を定期テストで出したいけど、学校の教科書や問題集には載っていないな。 じゃあ、プリントで配布して勉強できる子には取り組んでもらおう。」という理由だと思われます。

間違っても、本屋の書店コーナーに売っている難関校用の問題集には手を出さないこと!! 難関校用の問題集にはたくさんの問題が載っています。 分野を絞ったとしてもすべてを理解するのに時間がかかります。 また、難関校用の問題集に載っている問題が 定期テストで出題される確率は配布プリントより低いはずです。 定期テストを作るのは学校の先生ですからね。

定期テストの難問対策は、学校の配布プリントにしっかりと取り組むことが肝心です。 とは言っても、難問プリントはなかなかお子さん1人では理解できません。 私は、お子さんに学校からこの手のプリントが配布されていないかを聞いて、 配布されている場合は一緒に取り組み、解き方を確認し、 不十分であると思われれば類題を用意して対策しています。

*付け足し1

難問対策は定期テストで平均点+10点以上が取れるようになってからしたほうが良いです。 平均点+10点は学校の問題集に取り組めば達成可能です。 平均点付近or未満のお子さんは難問対策より、学校の問題集・塾の問題集で基礎を固めることをおすすめします。 テストの配点はおよそ基礎30点、応用40点、発展30点ですから、基礎と応用で70点は取れると思います。

*付け足し2

難関校用の問題集に手を出してもいいのは、定期テストで常に90点以上(内申5)取れている、 もしくは東海・滝高校などの難関私立高校を第一志望とする場合だけです。 また、学校から難問プリントが配布されていない場合は、難関校用の問題集に取り組むのも有効です。

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