英語の教え方(2006/11/17)
英語が苦手な生徒さんには次の3つの共通点があります。
1 助詞(が、は、を、に、で)の付け間違いが多い
主語を「~を」、目的語を「~が」と訳してしまう間違いです。 英語の長文が読めないという生徒さんはこの点に躓いていることが多いです。 日本語の運用能力に原因がある場合もありますが、英語(単語)の語順に注意を払わず漠然と読んでいると1のような誤訳を連発してしまいます。対処法としては、文頭には主語がくることが多いこと・動詞のあとには目的語がくる可能性が高いことを意識させ、そして主語は必ず「~は、~が」、目的語は「~を、~に」で訳すクセをつけさせることが大切です。例えば「I love you」という文も「私はあなたが好き」ではなく「私はあなたを好む」というように主語・目的語をはっきりと意識させて訳すように指導すると、1のような間違いは少なくなります。
2 文法が大嫌い
私の経験上、英語が大嫌いという生徒は文法が大嫌いです。 そういう生徒には、文法の用語(不定詞、分詞、関係代名詞など)をできる限り使わずに説明する必要があります。 私の場合、絵を使ってイメージを伝えたり、身振り手振りでニュアンスを伝えたりしています。
3 単語が覚えられない
単語をいかに覚えさせるかは一番悩むところです。 語源の説明、日本語になっている単語、語呂、イメージ、音読などなど。 いかに効率よく楽しく覚えさせることができるか、まさに教師の力量が問われるところでしょう。