テキスト選びに悩んでいます(2010/01/27)
いよいよ、受験シーズンが到来しました。今年度は、志望校と実力がかけ離れたお子さんが少ないこともあって、例年よりも落ち着いて授業をすることができています。
ここ3週間ほど、来年度のテキスト選びに頭を悩ませています。どのテキストで勉強するかで成績の伸びは大きく変わってくるので、テキスト選びはとても悩みます。家庭教師の場合、一緒に勉強できる時間は週に1~2回(2~4時間)です。塾のようにテスト前に毎日授業をするというわけにもいきません。お子さんは、圧倒的に多くの時間を一人でテキストを見ながら勉強します。このときに私の代わりをしてくれるのがテキストです。ですから、そのお子さんに合ったテキスト、そのお子さんがわかりやすいと 感じる(であろう)テキストを選ばないと良い結果が出ません。
市販されている参考書と塾用のテキストの主要なものには毎年目を通しています。よくよく中身を吟味すると、テキストによってかなり違いがあります。
例えば、数学だと、例題にどの問題が取り上げられているか、例題の解き方が教科書の解き方と同じか、例題のあとの類題のレベル、応用問題が実力のつく問題か、演習量は十分あるか、これらを一つ一つ比較すると違いがあります。数学が苦手なお子さんだったら、教科書と同じ解き方(書き方)が掲載されているテキストを選んだ方が混乱しませんし、教科書レベルの問題は解けるけどテストで高得点が取れないお子さんには演習量が多めの問題集を選んだ方が点数が伸びます。
また、同じシリーズのテキストの中にも、科目ごと・学年ごとにデキにバラつきがあります。この出版社のこのシリーズは、数学は良くできているけど英語は良くないとか、中2の理科は良いけど中3の理科は良くない、ということもあります。 テキストは一度購入すると半年、一年と長く使用するものですから、テキスト選びはやはり悩みます。