愛知県公立高校入試が始まりました。(2021/3/5)
本日から愛知県公立高校入試が始まりました。 例年通り、基本を重視した良い問題が多かったように思います。 ただ、「基本」というのは決して「簡単」という意味ではありません。 基本的なことがら(本質)を問う問題は、 一夜漬けの勉強では手も足も出ません。 そういう意味では、「難しく」感じたお子さんも多かったのではないかと思います。
近年は、高校入試に限らず大学入試でも、知識を直接に問うのではなく、知識の理解や活用を問う問題が多くなりました。このような問題では、ただ知識を知っているだけでは正解できません。 (こちらのページで理解を深める方法をご紹介しています。→自分で解決しようとする子は成績が伸びる)
今年の愛知県公立高校入試(A日程)の理科の問題で言えば、 「仕事」・「密度」の意味がわかっていないと正解できないものがありました。 暗記の要素が強い社会でさえも、「宗教改革」とは何か、「民主制」とはどういう意味か、 を理解していなければ正解できなかったでしょう。
今年の公立入試の問題(特に社会)は、 理解したうえで覚えてきた子と、ただ丸暗記をしてきた子の間で、 点差がついた非常に練られた良問だったと思います。
近年の入試では、知識を正確に覚えたうえで、その理解・活用までもが求められます。 今のお子さんは本当に大変だと思います。 私としては、理解・活用を求める傾向が今後も強まるのなら、 覚えるべき知識を少し減らしてあげても良いのではないかな、、、、と思います。
話は変わりますが、来年度から中学の教科書が変わります。 仮定法、現在完了進行形、、などが高校から中学に降りてきます。 英単語数も増えます。